カウンター

シンシウエニシ徒然草々


Diary-2007/08/13
Index 日記 画像 リンク



前へ もくじ 次へ


心理テスト


心理テストはかなりいい加減なテストだと思う。
書籍、インターネットでたくさん見かけるが、私は大抵やってみる。

私は、私がさまざまな物事にどのように対処するかを、誰よりも正確に知っていると思われる。
私は、過去に私が行った行動についての膨大なデータを蓄積しているし、その量、質とも恐らく世界一であり、私についての第一人者である。
両親の方が知っている可能性もあるが、4才にして親を欺こうとしていた記憶があり、その後も継続的に親を欺くため、知恵を振り絞っていたので、親も私の全てを知っているはずがない。
もし、ほぼ全てが見抜かれていたらもう実家に帰れない。

今までに受けた心理テストの結果が全て似通っていて、私研究第一人者の私の見解と一致していれば、それらのテストは正確な判断が出来るテストだろう。
しかし、心理テストの結果は一致しない。
私の見解と合っているところと、合っていないところが同時にあることが多い。
そして心理テストの種類によって結果が必ず微妙に、もしくは大幅に異なる。

性格の動物判断テストでは、「貴方は豹だ」といわれたことがあったが、私は人間だ。
少なくとも霊長類であって、断じてネコ科の大型肉食獣ではない。
第一、この心理テストを作ったスタッフが、豹の性格についてどれだけ研究して、統計をとっているのか疑わしい。
恐らく、そのテストが正確なら、全ての人の結果が「貴方は人間だ」にならなければならない。

仮に、正確な診断を行う心理テストがあったとしよう。
しかし、そのテストが何処に有用かは分らない。
ほとんど全ての人は、テストで分るような自分の性格については、テストを受けるまでもなく知っている。
友人についても、日頃の言動や行動でその性格ぐらい分っている。
むしろ分っていなければ友人にはなっていない。
会社の採用に取り入れたところで、私なら採用されるように正直に書きはしないので、恐らく嘘吐きほど良い性格になるだろう。

心理テストの結果を見たとき、まったく自覚のないことばかりが示されているとがっかりする。
そして、自分の認識が間違っていたのではなく、心理テストが間違っていると判断する。

このことから、無自覚だった己の性格を新しく発見するために心理テストをしているわけではないことが分る。
きっと、話の種になることだけを求めている。
実際は、私の心理テスト結果なんか、誰も興味を持たないだろう。
私だって、おっさんの性格に興味はない。

しかし、私は心理テストを見かけると、やりたくなる。
私以外の人も、そのようだ。
つくづく人の心理は不条理だ。

まん丸教が作る心理テストの結果は、誰がやっても次の様になるだろう。

「貴方の性格は人間らしい。そしてその行動は矛盾が多い。まん丸教に入信することを薦める。」


ではまた ごきげんよう。


前へ もくじ 次へ