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シンシウエニシ徒然草々


Diary-2007/08/04
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夜中の墓地は気持ちが悪い。

何も無いことは分っているが、怖い。
夜の廃墟や、林道、トンネル、足の着かない水の中、みんな気持ち悪い。
熊や大きな猪、蛇、ムカデ、ゲジゲジ、カマドウマが怖いからではない。
もっとどうでも良いものに私は怖がっている。

私は霊という概念は実在しないと確信している。
怨念も呪詛も霊能も、エネルギー保存の法則を筆頭に、発見されている物理法則を、これでもかと都合よく無視する概念だからだ。

ちゃんと動くもの、意味のあるものを作ろうとすると、本当に大変だ。
最近の機械は、めちゃくちゃに複雑で気が遠くなりそうなほどたくさんの技術と知識、多額の投資で作られている。
携帯電話一つに、一体どれだけの人間の努力が携わっているのか、数千人ではきかないのだ。
一番複雑で多機能な動物の体だって、それができるまでに何億年かかったのか。

でも、幽霊は何も無くても、何でもできる。
それなら、最初っから身体なんか要らんのではないかというほど、何でも出来る。
テレビに思い通りの映像を出すには、それなりの機械と電子工学の知識が要るが、幽霊になると子供でも動物でも簡単にできるようだ。

ありえん。まったくもってありえん。

でも、夜のお墓は怖いのだ!
何故だ! 何故怖いのだ!

低所得層確実の私の未来の方がよっぽど怖いじゃないか!

やっぱり、人は理屈ではないとまん丸教祖は確信した。


ではまた ごきげんよう。


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