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シンシウエニシ徒然草々


Diary-2007/08/03
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猛暑


昼間、気温が36℃を超えました。

体温と同じです。
正確には、閉じた脇の下と同じ温度です。

ほんの少し動くだけで、体温が上がり、疲れます。
体温維持の消費カロリーが必要なくなるため、汗は出ますがダイエットにはよろしくありません。

運動してカロリーを消費しようにも、放熱が追いつかないので、動けないように、だるさ等のストッパーが掛かります。
無理に運動すると、大したカロリー消費でも無いのに、疲れだけが溜まります。

かつては鍛え上げられていた私の身体は、大学院生活で「ぷにっ」としてきました。
私にとって、ダイエットをはじめるか、はじめないかのボーダーです。
ただ、今日は暑いので、やめておこうと思います。

たまに、ダイエットをされている方が、サウナスーツ等を使って、体の水分を排出して喜んでいることがありますが、それによって減った体重は、水を飲めば直ぐに元に戻るので、計量直前のボクサーでもない限り、意味がありません。

サウナスーツを着用しての運動は、いたずらに疲労感だけを増やし、運動量自体を減らすことになります。
さらに、多量の発汗で脱塩脱水状態に近づき、体液の流動性を失って代謝を妨げ、その結果、疲労感がいつまでも残り、身体にもよくありません。

効率よくカロリーを消費するには、適度な涼しさと、大量の水分、持続した運動が必要です。
極寒では、体温維持のために大量にカロリーを消費しますが、血中のカロリーが尽きると、発熱力が落ちるので、常に動いていないと寒くて辛すぎます。
20分連続運動すれば脂肪が燃えると言われますが、20分かけて2km歩いた時と10分で2km走った時では、当然後者の方が消費カロリーは大きくなります。
よく血中にあるカロリーしか消費できないから痩せないと説明されますが、歩いた場合の体内に残ったカロリーはどうなるのかを考えれば、結局消費カロリーが多いほうがダイエットになるに決まっています。
エネルギー保存の法則はこの宇宙から出ない限り、覆りません。
ちなみに、汗の量と疲労感は、ダイエットとは関係がありません。

意外にカロリーを消費するのは、脳です。
コンピュータのCPUが非常に高温になり、消費電力も大きいように、それ以上の性能を誇る脳も、カロリーを大量に消費します。
心臓が止まると短時間で脳がダメージを負うのは、常に活動しているために必要酸素量が多く、また発熱量も多い為、冷却装置である血流が止まることで酸欠と高熱に晒されるためです。
酸素を消費し、発熱すると言うことは、カロリーを消費しているからです。

脳に関係するところで、心も非常にカロリーを消費します。
緊張したり、切羽詰ったり、怒ったり、泣いたりすると、脳の活動が極度に活発になります。
ついでに、アドレナリン分泌など、体全部がカロリー高消費状態になることや、感情表現の動作に思いのほか体全体の筋肉が動くため、多くのカロリーが消費されます。

ダイエットで最も肝心なことはカロリー消費ではなく、カロリー摂取です。
初めから、取る量が少なければ、貴重な食料を無駄に消費しなくて済みます。
とにかくたくさん水分を取りましょう。
通常、成人は一度に2リットル以上水を飲めません。
つまり、胃の中にそれ以上入らなくなるのです。
食事中に大量のお茶を飲むと、食事の量も減り、消化も悪く時間がかかり、便秘も防げます。
間食したくなるたびに、低カロリーの飲み物を飲むといいでょう。
血糖値が下がるので最初の3日間はだるくなりますが、暫く我慢すると脂肪が緊急燃料として供給され始めるので、なんでもなくなります。

女性の場合、ラクダの瘤のように胸から痩せていきますが、諦めが肝心です。

巷では、アメリカ軍人がインストラクターをしているダイエットプログラムが流行っていますが、あの運動量は半端ではありません。
甘い嘘が一切無い、的確で良心的なダイエット商品ですが、あれについていける人は、もう既にダイエットの必要が無い可能性が高いでしょう。
あれは筋トレです。
彼と彼の後ろで踊っている方々は、ダイエットうんぬんのレベルにはいない人ばかりです。

ところで、まん丸教には究極のダイエット、横原式ダイエットなる奥義があります。
燃料を使い切るのではなく、燃料のまま体外に放出すればいいと言う理念に基づいた横原式の詳細は、まん丸奥義だけに極秘です。
まん丸教信者になっていただければ、秘密ではなくなります。

せこい特典で、今日も必死の布教です。


ではまた ごきげんよう。


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