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シンシウエニシ徒然草々


Diary-2007/08/16
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いじめ


小中学校でのいじめは、相手が抵抗しないことが大きな理由になっているとyahooのニュースにあった。

的確な反撃をしてくる相手に嫌がらせを吹っ掛けるには、相当の準備と、覚悟、憎しみがいる。
雰囲気や気分でやるには、自分が痛い目を見る危険が高すぎるのだ。
狙うなら、弱い奴か腰抜に限る。
腰抜の癖に親や大人に相談しない気位の高い奴なら尚都合がよい。
暇つぶしに覚悟まで持っていてどうするというのだ。
子供でも、みんなそこは分っている。

いじめの理由は色々あるが、結局、強い奴や執拗に反撃する者は、標的にされない。
誰も勝敗の分らない喧嘩はしたくないのだ。
確実に勝て、優越感に陶酔できるいじめの方が良い。

いじめを減らすには、いじめられっ子になった時に、全力で報復戦を展開するように指導するのが近道だ。
いじめっ子にいじめないように指導するのは至難の技術である。
そんなことが出来るなら、義務教育の行き届いた日本に犯罪者はいない。
なにより、いじめる方より、いじめられる方が切実なので指導も熱心に受け入れられるだろう。

「いじめられたら、後日、後ろから鈍器で殴打せよ」
と指導すれば、いじめる方は命がけになる。
安易にいじめをやろうとは思わないだろう。
実際に旧日本軍において、銃を携帯しない海軍のいじめは激烈で、世界有数の戦艦陸奥は、いじめを苦にした水兵が弾薬庫で爆自殺を計ったために沈没した。
陸軍では、ほとんどの兵が銃を携帯しているために、いじめが海軍のように深刻ではなかった。
力の抑止力は効果覿面である。

ちょっかいを掛けられた時、無抵抗や弱腰は、相手にまだ行けると確信させる行動である。
いじめっ子は、この段階でいじめる相手の力量を探っている。
弱腰なら、必ず相手は増長し、より攻撃的になる。
余裕がなければ、なりふり構わず反撃しなくてはならない。
人間は痛い目をみて、初めて反省する動物であり、基本的に最も攻撃性を備えた霊長類であるからだ。

こんな鷹派なことを言うのは気持ちがいい。
快感だ。

力による解決は報復の連鎖を生むし、それでも負けてしまえば更に悲惨になる可能性がある。
おまけに過剰防衛でいじめられっ子の方だけがお縄になるかもしれない。
間違っても、人を鈍器で殴打してはいけない。
アルマジロのように耐えるが吉だ。
ただ、人間はアルマジロのように鎧を着ていないけれど。
その辺は根性で何とかしていただきたい。
どうしてもダメなら、プライドも人としての尊厳も捨てて大人に相談するしかない。
頼りになるかどうかは運次第。

鳩派はこんな感じだろう。
現実的だが何とも頼りない。
まあ、鷹派も無理な注文しか言っていないけど。

個人的にはいじめより交通事故の方が社会問題だと思う。
一年に1万人は死に過ぎだ。
いじめの自殺数なんて問題にならない。
阪神大震災でも6千人だったのに。

著作権侵害の幇助をしたとwinny作者が捕まったが、winnyで死んだ人はいない。
交通事故の幇助をしたとトヨタやホンダが告訴されないのが不思議だ。
人の命より著作権の方がずっと価値があるのだろうか。

私が今、誰かに轢かれて死んだら賠償金は1億円に届かないだろう。
大作名作の著作権は何十億円も価値がある。
何だ、命より著作権がの方が大切じゃないか。
やっぱり国はちゃんと考えているようだ。
安心安心。

まん丸教祖はいつも取り留めのないことを考えて現実逃避している。
信者20万人は遠い。


ではまた ごきげんよう。


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