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シンシウエニシ徒然草々


Diary-2007/08/07
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草刈り


せっかく大学の敷地で育てていた二十日大根と小松菜が、周りの雑草と一緒に草刈機で刈られてしまいました。
勝手に畑を作って、しかも周りの雑草を抜いてなかったので、草刈のおじさんには分らなかったようです。

一度だけですが、まん丸教のお鍋の具に出来たので、まったくの無駄ではありませんでしたが、無念です。
見に行った時には、小松菜は干からびていました。もう食べられません。
第一まん丸畑は休耕することにしました。

それにしても雑草は大したものです。
痩せた地面にもかかわらず、肥料を入れたうねの野菜よりもずっと大きく育っていました。
一体何処からそんな栄養を持ってきたのか不思議になるくらい、早く大きくなります。

雑草といってもいっぱい種類がありますが、どれもこれも、例え除草剤を撒かれたって簡単にはやられないぞ、という気迫すら感じられるほど勢いを持っていました。
美味しい野菜の多くも、これくらい気迫をもって大きく育って欲しいものですが、いかんせん脆弱なものが多いと感じます。
比較的丈夫な二十日大根と小松菜でさえ、周りの雑草にはまったく太刀打ちできていないありさまです。
本当に雑草たちは強い。

私も雑草のように強い人になりたいと思います。

でも、誰からも必要とされず、むしろ迷惑で、定期的に刈り取られたり、燃やされたりして、それでも決してめげない雑草みたいな人が本当にいたら、それはそれではた迷惑な気がします。
とことん我が道を行く雑草魂。
迷惑だろうが何だろうが、やっぱりその強さに憧れます。

思いっきりふてぶてしい雑草魂を想像すると、オバタリアンが思い浮かびました。
そうすると美味しくてか弱い野菜は、奥ゆかしい綺麗なお姉さん。
自分は雑草でも、周りは野菜やお花のような人に限りますな。
他の人も、きっとそう思うだろうから、世の中上手くいきません。

ああ、まったくもって世知辛い。


ではまた ごきげんよう。


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