シンシウエニシ徒然草々
Diary-2007/07/24
エホバの援軍
先日、布教に来られたエホバの方が、援軍を連れて再び来襲されました。
この前の訪問では、あっさりと帰って行かれましたが、どうやら斥候部隊だったようです。
戦力の逐次投入を避け、最大戦力による決戦を挑んでくるとは、兵法に則った極めて合理的な戦術を駆使するエホバ布教軍です。
まん丸教も見習わなくてはなりません。
援軍の方は、この辺りの世話役の方で、おっさんでした。
若い男を誘うのに、敢えておっさんを差し向けるところが不気味です。
出来れば、綺麗なお姉さんを連れてきて欲しかったのですがと、斥候部隊のおっさんに苦言を呈そうと思いましたが、それを実行する勇気がありませんでした。
エホバは世界で650万人、国内で21万人を誇る宗教団体です。
まん丸教祖にとって、憧れの信者数。
国内だけでも、年会費2000円巻上げれば、4億2千万円。
銀行の利子だけで、食べていけます。
教祖の明日のために、是非とも布教のノウハウを勉強させて貰わなくてはなりません。
まん丸教祖は、二人を招き入れ、お茶を出しました。
エホバの売りである永遠の命と幸せだけの神の王国の定員は、14万4千人です。
国内信者だけでも既に定員オーバーです。
世界の信者数から見ると、競争率高すぎです。
ついでに、今まで死んだ人類が何千億人いるのか考えると、入国なんて絶望的です。
エホバの神様けち臭過ぎます。
それにもかかわらず、信者獲得できるエホバのミラクル布教術。
まん丸教祖は、二人のお話しに耳をすまします。
二人のお話しは、まったく心に響きませんでした。
というか、ぶっちゃけると、彼らは話したり、説明したりすることが下手っぴでした。
むしろ、私の方がよく喋っていました。
話しにきた彼らがあまり喋らず、私が喋っているということは、実は彼らは聞き上手だったのです。
なるほど、悩みのある人の場合、それを聞いてくれる人の方がいいわけですから、話し上手よりも聞き上手であることが重要です。
流石、エホバの布教戦士です。
まん丸教祖は、「聞き上手が布教を征す」とノートを取りました。
援軍の方が、日曜日に王国会館で、自分が講演をするので、是非、集会に来て欲しいと誘ってこられました。
敵のフィールドでは聞き役に徹して、自分達のフィールドに誘い込もうとは、なかなかの策士です。
しかも、誘い込み方が、顔見知りになったあとに、自分が講演するから来てくれというのが巧みです。
優しい人なら、断りにくいに決まってます。
まん丸教祖にとって感心すことばかりの布教テクニックでした。
改良の余地があるとすれば、やっぱりお姉さんを起用するべきだったことです。
健全な男性にとって、綺麗なお姉さんは、餌というより戻しのついた釣り針です。
引っ掛ったが最後、分っていても逃げられません。
むしろ、分ろうとしません。恋は自ら進んで盲目です。
最後に、私は聞きました。
「その集会は、食べ物が出ますかね?」
「いや、お昼までに終わりますから。」
お姉さんも、食べ物も無いエホバの集会。
まったく魅力がありません。
まん丸教祖はがっかりです。世の中美味い話はありません。
ではまた ごきげんよう。