シンシウエニシ徒然草々
Diary-2007/06/30
猪狩り
JAISTは もののけの森と人里の境界にあります。
なので校舎にカモシカが入ってきたりします。
研究室の窓から青い森を眺めていると、猪を食べたくなりました。
カモシカは天然記念物なので食べてはいけないのです。
狩猟のため、猪の獣道を調査しに信者二人を動員して森に分け入りました。
直ぐに、猪が葛の根を食べるために大々的に掘り返した土手を見つけました。
現場から、十頭以上の大所帯が大学周辺にたむろしていることが想像できます。
獣道もばっちり押さえました。
確かな手ごたえと共に研究室に取って返し、猪捕獲大作戦を宣言。
狩猟方法を検討しました。
猪は犬よりも立派な体格で、時速50キロ以上の健脚です。
丸一日、槍と弓をもって猪を追うのは効率が悪いので、罠を仕掛けることにしました。
コストパフォーマンスを考慮した結果、足に引っ掛けて吊るし上げるワイヤートラップを採用し、ワイヤーとバネを用意しました。
念のため、インターネットで罠の効率的な運用を調べてみると、罠を運用するには法的資格が必要なことが判明しました。
猪捕獲大作戦は凍結されました。
動員した信者二人は都会っ子だったので、獣道で勝手がわからず、一人は漆に触れ、もう一人は毛虫に刺されました。
我々は猪の前に無残な敗北を喫っしました。
そして、植物と虫と法の前に敗走しました。
自然は、もののけの森は、偉大です。
ジャスコで鳥の腿肉が半額でした。
ではまた ごきげんよう。