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シンシウエニシ徒然草々


Diary-2007/07/03
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きのこ論


研究室のゼミで特に発表に足る研究内容が無かったので、キノコについて発表しました。

JAISTは山の中にあるので、キノコ狩りに適しています。
真面目なゼミの場で心苦しいものはありましたが、私のキノコへの思いを伝える千載一遇のチャンスです。

助教授からもGOサインをもらい、食材キノコの概念をパワーポイントにまとめました。

キノコは、日本での自然採取物による食中毒のトップです。
毎年、百件を割ることはありません。
さすが、カビの仲間です。侮れません。

キノコは基本的に消化しにくい食材で、胃腸の悪い人が多量に食べると下痢をしやすくなります。
毒性についてもあやふやで、毒キノコ、食用キノコの判断は一定しません。
キノコは、その年の気候、発生場所、成長段階によって毒性が変わります。
また、食べる人間の体調、体質にも関係するようです。
昔から食用とされているはずのキノコでも、中毒例を持つキノコがたくさんあります。
恐ろしいことに、マツタケ、シイタケ、ナメコですら中毒例があります。
どれもスーパーで扱う食材なのにも関わらず。

「きのこっこーここ 元気な子♪〜」
と キノコ販売促進陰謀歌を口ずさんでる場合ではありません。

そんな発表をしました。
ゼミのみなさんの微妙な反応が私の心を傷つけます。
苦し紛れに助教授が、ほんとどうでもいい質問をします。

もう許してください。
そんな眼で私を見ないでください。

私は胸を張ってゼミ発表を終えました。

ではまた ごきげんよう。


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